今回の「inClip」の仕様
- アプリケーション・アイコン・プレート
黒枠のアイコン・プレートで、コンピュータ上のアプリケーションに対応している。デバイスではさむことでの起動と、離すことによる終了を行う。アプリケーション・ランチャー - ファイル・アイコン・プレート
枠なしの透明なアイコン・プレートで、コンピュータ上のファイルひとつひとつに対応している。デバイスではさむことでファイルの内容に応じてアプリケーションを起動して、コンテンツを表示・再生する。デバイスをプレートから離すとファイルは閉じられる。
想定した使用例
- アプリケーション・アイコン・プレート on Desk (OR, in Room)
アプリケーション・アイコン・プレートに限らず、双方のプレートにねらったものだが、プレートはデスク上や部屋の棚などに置いたり並べたりして生活空間に配置されることを想定した。人が生活の中でその場所にあった(パソコンで扱ってきたような)コンテンツを扱えるようになる。 - ファイル・アイコン・プレート with Binder
ファイル・アイコン・プレートはB5変型のバインダーに収納できるようになっている。コンピュータ内にフォルダの階層構造によって管理していたデータファイルを、書類をファイリングするように物理的に整理でき、視覚的にデータファイルを確認できる。一枚のバインダーに12枚のプレートが収納。 - ファイル・アイコン・プレート with Book
ファイル・アイコン・プレートは4隅のうち1点だけをネジ止めしてあり、紙ならばプレートをはさみ止めておくことができる。書籍に関連する動画や、ウェブホームページのブックマークをプレートに登録し、しおりの様に本にはさんでおくことができる。こうすることで本というアナログメディアと動画やブックマークといったデジタルコンテンツを一緒に管理し、いままで通り本棚に本を並べることで、間接的にデータファイルを本棚に整理することができる。
展示中にいただいたコメントなどから
- プレートの使い方として、キーボードにスロットがついていて、それにはめる。プレートが並ぶことでアプリケーションやファイルの状態を俯瞰でき、それらはタンジブルである。
- アプリケーション・アイコン・プレートではなく、アプリケーション・アイコン・クリップとしたらどうか。そのクリップを使って、ディスプレイにはさんでいくことでアプリケーションが立ち上がり、状態を確認できる。また、ファイル・アイコン・プレートをはさむことで、そのファイルをクリップの対応したアプリケーションで開くなど。
- カラフルなプレートを使っていることについて、視覚的に好印象を得られた。(化粧品のパレットのよう。きれい。ながめて楽しい。子供は色だけでファイルを識別できるかも。)
- 同じファイル・アイコン・プレートでも、複数のクリップデバイスではさむことで、開くファイルや挙動が変わるとか。
- デジタルデータをプレートに登録する方法。いかに簡単に登録ができるか。
- ネットワークと繋がったシステムを考えてみては?
- 出力装置をコンピュータの画面ではなく、フォトフレームやオーディオセットなどの他の機器で行えるようしたらどうか。
- プレート以外のモノへの登録。
- クリップデバイスとプレートをはさむ方向の不自然さ。説明なしでは使えないレベル。
- クリップデバイススタンド(サイン灯)のサインを説明するボードかなにかしらが必要。
次回バージョンアップ
- プレートへの登録機能を実装(AppleScriptによるドロップレットを使用)
コンピュータのデスクトップ画面上に、ドロップレットを常駐させ、そのアイコンへ登録したいファイルをドロップする。そのときにクリップデバイスがはさんでいるプレートへ登録。 - クリップデバイスの再設計
- クリップデバイスの充電スタンドの制作